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舟山十字路~キレット・赤岳・阿弥陀岳~舟山十字路 周回

 2015-08-23
2015年8月22日(土)~23日(日)       ティンカーベル・デイジー・しんちゃん

舟山十字路から赤岳周回(西岳~権現岳~キレット~赤岳~阿弥陀岳)

八ヶ岳を南側から登ってきました。西側より変化に富んでいて、面白かった。

舟山十字路から西岳をまくようにして1/4半周し、そこから延々と登りが始まります。なかなか疲れました。

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青年小屋からは展望もよくなり(ガスがとりまいていましたが)、編笠山は縦走路から外れていることを理由にパスして権現岳へ。
なかなか刺激的かつアルペンムードの漂う山です。
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権現岳の途中から編笠山を振り返り観れば、北の蓼科山、南の編笠山となんとなく八ヶ岳連峰の両端がこれらの山で閉じているような気持ちがしました。
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もう少しで権現小屋。まだまだ先は続きます。意外と道は険しいので、飽きずに進めます。
権現山頂上は意外にこじんまりして、山容に比べてその存在感はあまりありませんでした。
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キレットに入り、小ピークの登降が続きます。
このためキレット小屋は隠れて見えないのですが、前方には赤岳の姿がガスの中から圧倒的な大きさで迫っています。
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キレット小屋キャンプ地から見た赤岳方面。
明日あそこを越えていくと思うと心は踊り、本日の疲れた体からは冷や汗が。
ところでこのキレット小屋はどちらからも鎖場を越えなければならない珍しい小屋です。
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あくる日はガスの中を核心から始まります。
道は整備されているけれど、集中力は必要です。
ここまで来てやっと、岩に圧倒的に囲まれ、岩と接して自分を支えるという世界に至れました。
特に南アや八は森林限界が北アより高く、なかなか樹林帯から抜け出せないので、より貴重な気がします。
でもその場でここまで感じていたっけ。
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赤岳は着いてみればいつものようにあっけなく、人も増えて騒々しい。
ところでここでいただいたサプライズドの冷たい梨は、孫悟空が食べた不老長寿の蟠桃よりおいしいのではないかと思うほどの美味でした。
ここまで担ぎ上げていただき感謝。
早々に阿弥陀に向かいます。ガスの中から行く手の中岳、阿弥陀岳が見えてきました。中岳前の鞍部まで来れば、穏やかな道になって来ます。
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振り返れば赤岳の姿が。
この山ほど東西南北で姿が変わる山を私はあまり知りません。
北からは特出した笠のように。南からは針峰の連なりとして、西からは溶岩のドームのように。
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阿弥陀を越えればあとはひたすら下りです。ゴーロが終われば、滑る土道を木の枝をつかみながら下ります。
ひたすら急坂を下り、穏やかな御小屋山を過ぎれば(とはいっても2136mありますが)、フィナーレは緑の小路の稜線と続きます。
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南側からの八ヶ岳は初めてでしたが、なかなか刺激的でした。八ヶ岳連峰は南に行くほど手ごたえが強い山であります。


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