八ヶ岳・大同心稜
2014-03-17
2014年3月14日(金)夜~17日(月) 参加者 ダンボとドナルド3/14
23時頃ドナルド宅出発。西友で食料を買い、途中駒ヶ根と諏訪で仮眠をとり、美濃戸口駐車場には6時頃到着。
3/15
駐車場にはすでに先行の登山者の車が上部にいっぱいになっている。
今日はかなりのパーティが入山するのだろうか?
ダンボは今回が冬山登山デビューです。(このためだけではないけど、スカルパのモンブランとオーバーパンツを新たに購入)
写真の通りこの日は快晴!風もなく、登山日和でした。早くスタートしたい!気がはやります。

美濃戸口出発6:47

この先300メートルで車がスタックしていて、車が渋滞しています。(後でわかりました)
赤岳山荘駐車場までは自家用車で入れますが、路面が凍結していてスケートリンクになっています。
もし、車で入るなら、4WD×4チェーンでないと無理でしょう。

赤岳鉱泉に到着
土日とあって、小屋の中はものすごい人です。 10:48
小屋でカップラーメンを食べて一息ついてから、アイゼンを装着しピッケルを出してジョウゴ沢へ出発。

ジョウゴ沢F1に到着 11:33
氷がない! 雪で滝が埋まっている! F1が歩いて登れてしまいます。

続いてF2に到着! 11:41
とてもがっかり!
雪で滝が埋もれています。10mは埋まっているようです。楽しみにしていたのですが、本当に残念。

このまま一日を終えるのもなぁ…と思って
ダブルアックスのやり方とアイゼンワークを教えていただきました。
氷がだいぶ悪くなっていて、うまく刺さりません!


アイスクライミングの雰囲気を味わい一日終了!
今日はヤッケなしでいられるくらい快晴でした。 明日もこんな天気を期待して……
3/16
2日目ツエルトをたたんで身支度を終え出発をしたのは6:30頃
今日は大同心稜から横岳稜線…横岳…赤岳…下山です。
ドナルドにアイゼンをひっかけないようにと何度も注意されました。
大同心の稜線を見ると余計気持ちが引き締まります。

取りつき付近 8:26

途中休憩のときに抜かしていったパーティが見えました。
今日は南稜を登られるようです。途中まで一緒ですね。

取りつきに到着 8:54
この岩の右側をトラバースします。
岩の中に石がいくつも挟まっているような岩で、脆弱そうです。しっかり足で立って進まないと…
ちょっと写真を撮る余裕がありません。渡りきった時には安ど感で…


ザイルを出して2ピッチ目から余裕が出てきました。 10:15

後ろを振り返ると登って来たんだなあと、思わず感動!

もうすぐ稜線 10:41に到着です。
風が強くて身体が持って行かれそうになります。

稜線に到着 11:01
この日は前線が通過する影響で、5分刻みで風がとんでもなく強くなっていきます。
これからのコース予定を変更して、硫黄岳から下山となりました。
……が、軽量のダンボはまともにまっすぐ歩けません。

風にあおられ、しりもち着いた時に撮りましたが、もう普通に立って前に進めません。
風は弱まるどころか強くなる一方です。
たぶん風速は40m毎秒はあるかと思います。
11:36の時点でビバーグ決断。
前夜に稜線でのビバーグの訓練の話をしていたのが現実になりました。うれしいような悲しいような…複雑…

稜線から少し下がったところで、ビバーグポイントを作り、ビバーグ開始。
まだ昼になったばかりなのに…
ツエルトの中は風の吹き流しの中にいるようで、常に風が吹き抜けていきます。
シュラフ・シュラフカバーで保温に努めます。こんな状態ですが、案外いけます。
一晩何とか過ごせるかな。でも、この風がおさまってくれるかが心配です。
のどが渇いたかな。あれま! テルモスを外に出しっぱなしで中が凍っている。
水がない。………火も、風が強くて使えない。これはおとなしく寝るのみ。
谷間からジェット機か何かの轟音みたいな爆風の音を聞きながら、未明までうとうとしていた。……結局よく寝れなかった。
風がおさまったのは午前3時を回っていたように思います。
3/17
あくる日のビバーグポイント
ぶっつけ本番のビバーグでしたが、一晩乗り切ることができたことの達成感がありました。
今日は仕事があるのですが、休んじゃいました。
ビバーグポイントをバックに

今回は冬山デビュー・稜線でのツエルトビバーグデビュー アイスクライミング …… 盛りだくさんの山行となりました。
1日下山が伸びましたが、無事に山行が終了したことに感謝です。ドナルドさんありがとうございました。
また、いろんなところに電話をかけて、携帯の電池が切れてしまって、かえって心配をかけてしまいました。
お詫びします。


スポンサーサイト
タグ :