大日平小屋日記 4
2013-09-06
2013年8月31日(土)~9月6日(金) 参加者1名9/4、かねてから偵察に行くつもりだった沢に天候がまあまあだったので出かけた。
沢バイルを小屋に持ってきてなかったので小屋にある先代のピッケルを持って行った。
入渓直後のゴーロ

しばらく行くと20mの滝。向かって右側のクラックをカムを使えば上れそうだが私のテクでは無理、高さと濡れてツルツルのため右岸を巻いた。

巻いて降りたところが、沢との合流点、比較的広いナメ

いくつかの釜を超えて、チョックストーンならぬ、大木が沢を留めチョックウッド、3m位の高さか?両岸は濡れてツルツル手がかりなし、直径2m程の釜は深く、首まで浸かっても足が底に届かない。
持って行ったケプラーロープをピッケルに縛り付け、チョックウッドの上に投げつけロープを固定して、足が滑らないためロープをたぐってチョックウッドの上に登った。
敗退したチョックストーン 両岸は10m以上の岩のツルツル、巻くには下の沢出会いまで戻らなければならない。またしてもロープを縛り付けたピッケルをチョックストーンの上に投げつけ引っかける。
足がかりが何もないため、ハーネスにシュリンゲ2本取り付けロープにクライムハイストで登り、チョックストーンの石を抱くところまではなんとか来たが、体の固さとバランスの悪さから超えられない。
ロープにぶら下がり、どうしたものかとしばし休憩、気を取り直し再度挑むも藻の生えた岩に滑り宙づり、宙づりで長い休憩後、気力を充実させ再度挑むも結果は同じ
最悪の状況 3回もぶら下がったからか、岩の隙間に食い込んだロープ、ブレードが破れ中の白いヤードがむき出しになっている。ケツまくるしかない。
ナイフでロープを切り、残った部分のロープは回収、ピッケルはそのまま置いてきた。
さらに悲劇が チョックウッドの大木にロープを通し、片方引けば回収できるようにダブルでチョックウッドを降りた。またしてもロープが隙間に食い込みウンともスンとも動かない。ロープ回収できず大木に次回来るときまで保管をお願いして置いてきた。
沢との合流点を通過して、巻いたところをそのまま降りて、登山道まで戻った。
かつて昔、まだ紅顔の美少年の頃に沢に降りて下の釜でイワナ釣りして谷を登って小屋まで戻った記憶が有ったが、完全な記憶違いで有った。

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