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南アルプス深南部 不動岳 鹿の平でテント泊

 2012-11-04
2012年11月3日(土)~4日(日) 参加者2名+ヒメイチゲさん

3年前に不動岳に行った。連日の残業で寝不足の身体に鞭打って、どうしても鹿の平で寝たいと思って行ったのだが、1850の辺りでテントを張り、11時間も寝て翌日鎌崩の頭まで行って帰った。

鎌崩の頭からみた鹿の平は、それはそれは桃源郷…

でも……  2時間の林道歩きが

のど元過ぎればなんとやら?なのか やっぱり行きたい!

11/3 多治見5:30 = 戸中川林道ゲート9:20 ~ 登山口11:45 ~ 鹿の平16:35
11/4 不動岳往復  鹿の平10:30 ~ 鎌崩往復 12:00 ~ 14:50林道15:00 ~ ゲート16:45


やはり遠かった。運転3時間ちょっと。しかもけっこうダートな林道を走ってゲートに着いた。
片側に並んだ車。黒法師岳に行く人もいるのだろう。
今日は荷物を厳選したのでちょっといつもより軽い
001 P出発

2時間強の林道は沢が結構あって、綺麗な滝がある。ちょうど紅葉も見ごろ。
014 林道の紅葉

花はこれ位しか…
015 花

工事現場があって大きなコンクリートミキサー車が3台もいた。林道に停めた車の位置が気になる

途中で鹿が崖を走り去って行った。
なんとか登山口に到着。
もう12時近くて、先が心配… また、途中で泊るの?
016 登山口

誰があけたんだろう
綺麗に、覗くのはちょっと怖いから、激写だけ
017 誰の家

山の中は綺麗な紅葉だ。
落ち葉もいっぱいでふかふか。
ときどき踏み跡が危なくなる。でも3年前に比べたら、テープが多くあるような…
021 登山道の紅葉

木々の間から黒法師がみえる。
4年くらい前に水窪から黒法師・前黒法師を歩き寸又峡へ降りた。その時は戸中山を挟んだこちらのことはあまり知らなかった。こんなに静かな山が、こっちにもあるなんて。
026 黒法師がみえる

丸盆山。
027 丸盆山

鎌崩のはしっこがみえる。激しく崩れた稜線が痛々しい。
029 鎌崩のはしっこ

鎌崩の頭に着いた。
前に眺めた景色がここに変わらずある。
今日はここから狭い稜線を下って、ちょっと登れば鹿の平。
テントが1張り。ここに来る人が、いるのだ。
034 鹿の平

鹿の平に着いたにはもう夕暮れ。
平でも笹が深くて、なかなか張れる場所がない。
大急ぎで張って、やっと落ち着いた。
038 陽が沈む

今夜の宿。
今夜は野菜カレースープ
039 今夜の宿

ご飯を食べていると、カサカサ カサカサ…
しーーーー

外に出たヒメイチゲさんが、2つの光る目にあったと。

鹿が散歩してる。

その夜は目が覚めると鹿の歩く音が聞こえた。
その数は何頭か?

わくわく ドキドキ  テントに窓が欲しい!

翌朝。
私は4時に起きたのに、誰も起きない。
仕方なく寝直したら、なんと6時になってしまった。
040 朝陽

朝陽に光る鹿の平
041 不動岳にむかって出発

ちょっと散歩して見つけた霜柱。
テントはバリバリ
寒かったんだよ
042 霜柱

昨夜のご馳走にご飯を入れてカレー雑炊。
043 朝ごはん

8時近くになって、不動岳に出発。
1人のテントの方も程なく出発。
笹の原を適当に歩いて登って行く。
途中で見つけたぬた場。
044 ぬたば

見晴らしのいい登路は、右に大無間山方面、左に遠く北アルプスや乗鞍がみえる。
山頂に着いた。
1人のテントの方に撮ってもらった。
058 山頂

山頂からみた空
まだ月が…
059 山頂の空

ずーっと前に歩いた、光から加加森山から池口岳がみえる。
061 加ヶ森山から池口

テントに戻り撤収して10時半に出発。
笹と草付の細い稜線をなんとなくの踏み跡を拾って鎌崩の頭に行く。
草付に降りた霜
062 霜

頭にザックを残して、鎌崩まで行ってみる。
ここは崩壊が激しく、とくに一ヶ所ナイフリッジになった所がある。
なんと、今日はそこを渡ろうとしている3人組がいた。
073 鎌崩に3人

みえるだろうか?
丸盆岳側から、ザイルで確保した1人がリッジに降りている。
足を置けば崩れそうなリッジだ。
通常はかなり下まで下って登り返すようだが、ザイルがあれば渡れるのかもしれない。
070 鎌崩に1人渡りだす

3人組を後にして頭に戻った。
鹿の平からずっと富士山がみえた。
まだかすかに縞模様がある雪。
やっぱり南は富士山が大きい!
074 富士山

頭からひたすら秋色の山を下って、やっと林道にきた。
ふかふかの登山道はときおり道を見失い、急な斜面をトラバースしてしまった。
078 やっと林道に

林道を、秋の山々を見ながら、歩くこと2時間弱。
昨日の昼間の明るさと、夜の冷え込みで、一段と鮮やかになった山山。

途中で下の沢沿いから大きな何かが飛び出してきた!

くま

いえいえ … 

鹿でした。

大慌ての鹿君は山の斜面を大急ぎでかけのぼって行った。

駐車場に着いた時は、もうすっかり暗くなっていた。
あまりにものんびり起きて、ゆっくりした鹿の平。

秋の山、満喫しました
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