猫又谷から毛勝三山縦走、毛勝谷を降りる
2014-04-28
2014年4月26日(土)~28日(月) 参加者 デイジーとしんちゃん数年前の9月に2回大猫山から猫又山、そして釜谷山、そして毛勝山へと、その稜線を歩いた。
9月は、それはそれは猫又山のグリーン、釜谷山の森、いい山だった。
でも、猛烈な藪こぎが、毛勝山へと繋げることができなかった。
…春、まだ雪深い時なら、あの稜線を闊歩できるよ…
その、空からのささやきに、のった。
毛勝谷から行こうか、猫又谷から行こうか…
当日の朝まで迷ったけど、標高差2000mをテント泊装備で1日で登り上げることは難しいなぁ…と思い、少しでも低い方の猫又谷から行くことに決めた。
4/26
多治見を3時に出発。片貝川のゲートに7時についた。
ゲート前にはすでに7-8台。そのうちのどれだけが周回するのだろうか…
私達の両脇の車のパーティはどちらも毛勝山西北尾根から周回するとのこと。

東又谷と南又谷の分岐、第三発電所?のあるところに7時50分。
ここから私たちは南又谷の林道に入る。通行止めがしっかりしてあるなぁ

イワウチワのいっぱい咲いた斜面や

イワナシの花が咲く斜面。

ツバメがすごくたくさん、大騒ぎだ。
カメラで撮ろうと近づくと逃げてしまうので、あの大騒ぎは撮れえれなかったです。巣作りの藁探し?

とうとう除雪終了。
ここに自転車が4台。
トレースはその後大猫山への稜線に消えていったのだけど、今回の山行ではとうとう4人パーティには会えませんでした。

デブリのある斜面を行くと、片貝南又発電所が見えてきた。9時15分

川沿いにノートレース・デブリの斜面を歩きます。

こんな土砂雪崩も…

猫又谷が見えてきた。圧巻です。あんな斜面歩けるのかしらん…

大きくしてみる。デブリがいっぱい…

少しづつ、谷が近づいてきます。でも、標高はちっとも上がらない。時間は13時を回りました。

歩きだして6時間。このままだと猫又山に着くのは夜になってしまう…
テントの張れそうな、雪崩の危険のなさそうな場所を探しながら…
で、ここ。

1310の地点。
整地し、中のいい雪を確保し、部屋の中も整えます。
今夜の様子を考え、フライはなしです。明日の重さ軽減コース。

テントの正面の谷。デブリがいっぱい。小石が落ちるのか、からからと音もします

お酒と、カレーと、まったりで、もう眠くなる頃、夕日が綺麗です。

4/27
今日はできれば毛勝山まで行きたい。
テントを回収して

5時に出発です。

こちらの谷は西向きなので、朝はアイゼンがよく効きます。

稜線から陽が出てきました。7時58分

歩いてきた谷を振り返ります。急…

猫又谷からやや大猫山への稜線に沿って登ります。なぜか谷のデブリが嫌みたい。8時45分

急です。ピッケルのピックを差しながら、蹴りこんで行きます。まだまだ…

もうすぐ稜線。9時50分

稜線に上がりました。10時8分
剱が、わーって感じで飛び込んできました!

猫又山

剱

大日と奥大日

40分も大休憩し、猫又山に向かいます。

振り返って、乗り上げた稜線から猫又山へ

ライチョウに会いました。残念ながら写真は撮れなかった。でもフンは残していったみたいね。

まだ、元気です。でもすでに1時間も歩いています。東に向いて、太陽の力で雪が緩みだし、歩きにくい…

猫又山山頂。ここだけ雪がない…12時25分

猫又山

釜谷山から毛勝山

途中で3人のパーティに会いました。隣の車の方たち。
西北尾根は雪が悪くて苦労したと言ってました。
釜谷山。14時27分

さらに3人パーティとすれ違いました。もう反対の方にとめた方たちです。やはり西北尾根は大変だったと。
この稜線ももう雪が緩み、ともするとざっくり腰まで抜けちゃいます。
地図で確認。
釜谷山から毛勝山南峰の鞍部、2300辺りの樹林があるところ、今日はここにテントを張ろう。
時間は15時。
樹林といっても4-5本。10センチ下の雪はアイスバーンになっていて聖地に時間がかかった。
富山湾が太陽で光っている。

今日はけっこう疲れた。焼酎もあまり飲めず、ラーメンを食べたらもう眠くて…
明日はあまり天候が良くないから、早めに谷に降りたいね。
4/28
2時
テントの外は夜景だ。

テントを回収した跡。

後立山

毛勝山。5時出発

剱

鹿島槍

5時57分。毛勝山山頂からの剱

山頂からの後立山

山頂は風が強く、コルまで降りて休憩。6時5分

コルからは日帰りの人がいたのだろうか、トレースがあった。
しっかりきってあるので急斜面がとても歩きやすかった。感謝!

落ちるように谷。

この谷もデブリがすごい

延々と1500m降りて、堰堤が連続するところまできた!

阿部木谷を片貝山荘までの間
紫菊咲きいちげ?

ミノコバイモのような花

林道は雪崩で寸断されているところも

やっと片貝山荘

谷には桜がいっぱい。春だね

カタクリも。

林道になってからは、フキノトウやココミを少しいただきながら、歩いた。
でも、最後の400mの高低差はやっぱり疲れた。ゲートが見えた時はほんとうれしかった。14時

やっと、毛勝三山の稜線が歩けた。
剱と後立山の展望はやっぱり素晴らしかった。
他のパーティと逆コースだったから前半はトレースがなく、時間もかかったから大変だったけど静かな山が楽しめた。
それに、テントを張るタイミングや場所の選定が的確で、不安もなく、山を満喫できた。
なんといっても、この稜線はやっぱりいい。また、今度はどちらかの稜線を来てみたいなぁ(*_*)
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左門岳 周回
2014-04-19
2014年4月19日(土) バンビとデイジーとしんちゃん駐車7:25~11:25左門岳12:00~県境12:25~左門岳13:05~990P14:50~再び990P~973P16:35~駐車18:05
最近山を歩いていない…
山にどっぷり浸かって過ごしたい…
と、いう理由で左門岳。
しかも、前に行った辺りを今度は沢を詰めて、大平の源頭辺りを偵察しながら、山頂へ。
そのあとは…疲れていなかったら沢の隣の尾根から帰ろうかなって感じで出かけた。
この高さの山に最近行ってないので、装備が読めない。
なのでボッカも兼ねて、ワカンにアイゼン、20-30メートルのザイル、少しのガチャ、なんかを入れてきた。
でも…
なんかワカンいらんくない?
でも…入れちゃってあるし。
てことで、そのままGO

沢の分岐で登山道を離れ、何度も渡渉を繰り返して登る。

地図上にはかすかな3俣
藪の少なめの左の沢を選択


最後はやっぱり藪。
がさごそ登るとそこは主稜から派生する支尾根。ちょこと行くと主稜。

左門岳?が見える

こんな藪を稜線をはずさないよう戻ったりしながら行く。
顔も手も引っかき傷…

時々ぽっかりと開けていて、屏風山もみえた。

でも、藪
笹の藪とはちょっと違って、意外と楽しい。(私だけ?)

こんな大きな木が稜線のあちこちにある。頼もしい姿だね

たぶん、もう少し季節が早かったらこんな雪渓の上をるんるんで行けたんだろうな~
もうすっかりないです(T_T)

大藪をくぐると左門岳登山道に出て、ちょこっと行くと山頂でした。
おなかもすいたし、ここでお昼。

で、どうする?
県境ジャンクション行っちゃう?????
どんなかな~という好奇心だけで、行きました。
たむしばがそれはそれは…咲いたばかりの…

ほどなく県境

雪が残っていたのでちょこっと背が高くなり周りが見えますが、なかったら藪の中かも…
やっぱりもう少し早く来ないと…ね



山頂に戻って、さてこれからの身の振りを…
もうあんなに藪を漕ぐのは、いやだ~という誰かしらんのために、登山道を降りることに…
でもここもそれなりの藪。
下がすっきりしてるだけまし?

でも…私らって、やっぱりあれかな~?????
西南尾根と登山道の分岐で、どうする?行っちゃう???
獣道しかないけど、こんな感じのいい尾根が続いていたので踏み出しました。

ほんとに獣道。
しかもヌタバ

でもこんな春の妖精があちこちに咲いてました。

再びヌタバ?池?

地図で確認。990Pかな
なら目指す973Pには細尾根を過ごしてもうすぐだね。

と、言っていたのに…
少し行くとまたピークが…
(まさか973ではないと思うけど…)
でもここで大きな勘違いをしたので、これからしばらくは藪こぎと徘徊が訪れます(T_T)
1024Pを確認したので(自分たちが973にいると思っているから)このまま下ってはいけない(実は良かったんだけど)
引き返しました。藪の中を…デイジーの姿がすぐ見えなくなってしまうので、呼びながら。
で、そこそこ辺りが広い所にきて地図で確認。
んんん????
あれって、屏風山じゃない?
ってことは、まったく反対向いてない?(コンパスで確認)
あのピークに行ってみよか?
あれ?ここって990Pではないですか~
ってことは…
まだ973Pに行く細尾根歩いてないんだ~
もう一度気を取り直して、地図とコンパスを頼りに、藪に突入…
ちょこっと行くとありました~!(^^)!
細尾根を登り返して973P

高度計もばっちり970を指しています。
ここからはモノレールの残骸がある尾根を急降下。
タムシバがほんと綺麗…

素直にモノレールの残骸をたどればいいものを…
誰かしらん達は変な方へ降りていく。
急降下の尾根がさらに急となり…沢の方へトラバース
あ~ 車の方へ降りるんかいな?
そこはそれ
あるじゃないですか。ザイル
落石と急斜面なんで、ザイルを使って降りました。

降りた沢は綺麗だった。
なんだか山仕事の人が入ってそうな沢で、反対岸に踏み跡があって、それをたどったらしっかりした道になった。

その道をたどったら、ばっちり駐車点に戻った。
それにしても良く歩いたわ~
藪の中では背が低いせいかみんながすぐ見えなくなってしまうので、いつも以上に必死で歩いたわ~
でも、ほんと楽しい一日だったね?
地図とコンパス、難しいわ~もう少し勉強しんとね。
でも…
癖になりそうで怖い…(*^_^*)
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保木山 カタクリとギフチョウ
2014-04-08
2014年4月8日(火) ありすさんとしんちゃん去年行ったカタクリの里、保木山
今年も見に行きました。
今年は都合がつかなくて、ちょっと遅くなってしまったので、どうかなぁ~と思ったけど、少し終わりがけだったのがよかったのか、ギフチョウにも会えました!
保木山の裾野カタクリの里の入り口

こんな感じでカタクリが広がっています。
まだまだ充分綺麗です。

ギフチョウが大好きなカンアオイ。
ちょっと葉っぱが食べられてる~

大きなカメラを抱えた方たちがあちこちに…
カタクリを写すには三脚も立てて…?
?は、ギフチョウ目当てとわかりました。
そうやって見るとけっこう飛んでます。
でも、なかなかとまってくれない。
と、カメラで追いかけていたら…
なんと、いました!
私のちっちゃいカメラでも、なんとかこんな大きく撮れました!

ちょっと立ち姿が美しい、カタクリです。

くるりと見ても1時間もかかりません。
では、前回わからなかった保木山の山頂に行って見ましょう。
お墓の横から入ります。
いきなりの急斜面。
綺麗な花ががんばって!と行ってくれます。

いい汗をかいたころ、祠に到着。
ここはいい風が吹いています。

ほんの少し上に行くとちょっとした開けたところがありました。
ここで今日はおしまい。
山頂としました。

ここからは辺りの山々が見えて、静かでひんやりとしています。
いいところです。
今日は5月か?と思うくらいの陽気でした。
ギフチョウにも会えたし、保木山にも登れたし。
いい一日でした

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