県連救助隊訓練 片知渓谷
2012-09-30
2012年9月30日(日) 参加者3名 県連他山岳会多数台風が接近している。今日の午後には東海地方に来る。
今朝はまだ時折晴れ間のでる天気だ。
8時に片知渓谷の遊歩道入口辺りに集合。
ちょっと早く着いたが、みんなも早く着いていた。
遊歩道入口から沢に降り入渓。
こんな感じで大岩と淵がある沢。

1時間ほど歩いて千畳岩に着く。ここが沢の終了点のようだ。
ここから訓練開始だ。

まずチロリアンブリッジの為のザイルを張る方法を学習。
3/1システムをやって見る。
各々確認して、ぶら下がって見る。
インラインエイトノットの使い道が分かった。スタティックロープでもかなりたわむのでガンガンに張ってみる。
次に実際沢にザイルを渡して、各々渡る。

スケッドストレッチャーにザックを詰めて運んでみる。
要救助者搬送の訓練だ。

ルート工作・搬送・第二ルート工作と3つに班を分け、実際沢を下って搬送する。
人間アンカーもやってみる。


沢を半分程下った所辺りから雨が降り出し、訓練は終了になった。
ここの沢には遊歩道が近くに通っているし、滝があるわけではないので、下りも何とか搬送出来る所が多いが、実際の沢はこうはいかない。
チロリアンブリッジで下すにもかなり困難だろう。
でもこうして訓練することで、実際沢の山行が多いものとしては身が引き締まる思いだった。
他の山岳会の救助隊の方達とも交流が出来て、普段使わないロープワークも覚えたし、とてもいい訓練になった。
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岩倉川支流樽ヶ沢 再び遡行
2012-09-22
2012年9月22日(土) 参加者3名少し水が冷たくなった。
少し暖かめのウェアに替えたって、其々報告し合い、1時間半でゲート前に到着。
今日は前回足りなかったので30mのザイルを持ってきた。
本日の入渓点水量8:20

ネオプレーンのシャツで果敢に行きます。ここは上部がツルツルなので、右側に戻って上がります。

ザイルを引いて行きます。

爆流にかっこ良く挑みます。

前回ザイルをつなげたので今日は30mを引きます。でも結果ちょっと短い…

今回は途中カムでビレーポイントを付けながら行くことにしました。安心です。

こんなナメが結構ありぐんぐん高度があがります。

右から行って跨ぎそのまま行きます。結構ヌルヌルなので緊張でした。

滝を登ります。
ここの岩はヌルヌルが多いので気を使います。

こんな淵がいっぱいです。
入渓直後、後続で釣り師さんがみえたのですが、戻って行ってしまいました。ごめんなさい

この綺麗な沢でお昼御飯です。

その後ちょっと行って1030辺りの沢が出てきたので、そろそろ上がることにします。
左岸の昔の作業道に入りました。はじめは余裕…

昔の橋(のような残骸)が時々あるけどすべて壊れています。

当然渡れません。野生児のバンビはすごい。

あすなろの小さな苗と柔らかい草と手当たり次第つかんでトラバース&下降を繰り返して1時間。
無事降りてきました。(すでに壊れてます。危険です)

今年2回目の樽ヶ沢。綺麗な滝と淵。
やはり水は冷たかった!
今日のテーマは完全にクリア出来、今日も大満足の1日でした。仲間に感謝

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大猫山から毛勝三山へ、ブナグラ谷を降りる
2012-09-17
2012年9月15日(土)~17日(月) 参加者2名積雪期に登られる毛勝三山、3年前に大猫山からブナグラ峠周回のコースがあることを知って行ったのだが、1日目に赤谷尾根へ間違えて行ってしまい、残りの2日では猫又山までしか行けず釜谷山と毛勝山は宿題となってしまった。
本当は、大パノラマの草原のテント泊が懐かしくてまた来たかったのだ。
剣岳への登山口、馬場島駐車場はもう満杯。
私達はそこから離れ大猫山の登山口方面へ。
ところが、5分も走らないうちにゲートが!
どうも去年か今年ゲートが出来てしまったようだ。
ここから林道を30分。
今日の高低差は830mのゲートから猫又山基部のテント適地まで、なんと1500m登らなくてはならない。
承知で来たとはいえ、林道の30分は暑くてさらにげっそりしてしまった。

大猫山への登山道は比較的しっかりしていて、途中にロープが張られていたりたまにリボンが付いていたり。
しかしながら、急登…

北方稜線
手前にある立派な尾根は、以前来た時、間違えて登った赤谷尾根。途中から激薮で大変だった…

暑くて暑くて、やっと大猫平
最初の地糖
ここから緩やかに登ったり下ったり…

向こうに大猫山がみえる。
ここはまだ夏の名残りで、夏の花、秋の花が咲いている。

大猫山に着いた。
今回3日分の水を持ちあげたが、ちょっと考えが甘かったことに気付いた。
確実に足りない。9月も半ばの北アルプス。こんなにも暑くていいのか

大猫平辺りから雨が降って来たけど、相変わらず暑い。

本当に予定の猫又山基部まで今日中に着けるのかしら…と心配になる程ヘロヘロ…
とりあえず1時間歩こう…(着けなかったら何処かにテント)
ここからは稜線歩きだ。と言っても、300m登る。
もう古くなったロープがある岩場や、木登り仕様の登山道を黙々と雨に降られて歩く。
初歩的なミスなんだけど、カッパの下を履かずにいたのでタイツから靴へ雨が入り、もうすでに靴の中はコップ状態。(沢だと思えばいいっか~)(夏の登山だから余裕かましてますが、危ないですよ!)

1時間が1時間半になり、予定していた場所までなんとか明るい内に着いた

草地の大パノラマの所。

雨もやんで、着替えをして、のんびり…
2日目
テント

朝の剣

大日岳方面

後立山方面

少し明るくなったので、剣から北方稜線沿いに赤谷山。どーんとブナグラ峠が落ちてます。

6時出発。
これから行く毛勝山方面。
昨夜、水の配分を相談して、明日の分は置いて行くことに。

20分程で猫又山に。

山頂からは富山湾がみえる。

歩けそうなところを行く。
踏み跡らしきものもある。でも消える…

岩峰を巻いて薮をかき分け、開けた所で振り返る。

まだ大きく残っている雪渓。
草が倒れた踏み跡らしきものは、けもの道で、熊のフンが時々…


釜谷山に着いた


毛勝山が近い。
釜谷山からはほとんど踏み跡はないと思っても良いかも。
稜線は薮が濃いがそこに行った者だけが見れる「リボン」が付いている。ホントに少しだけどリボンが木に縛ってあり、そこは踏み跡や分け入ったトンネルがある。
他は草の斜面を灌木や草を持ってのトラバース。
モミジイチゴ?(赤)やブルーベリーがいっぱいあって、危険なトラバースにもめげず、食べました


10時10分
2286のコル辺り。
水も帰りの分だけになったし、この大パノラマはずっと満喫したし

毛勝山にはたどり着けなかったけど、今日はここで戻ることにした。
後立山連邦

昨日の雨でぐちょぐちょになった靴の中敷きと靴下を絞っています。よー出るわ~


2286から1時間程登ったところ
相変わらず薮です
しかも急~
熊さんは四足だからいいのかしらん
私はヘロヘロです

やっと猫又山を巻くところに来た
そこは草原のお花畑。秋の花と夏の名残りで、足を置くのが申し訳ない…

3日目
昨夜は風が吹いていたのにテントの中は暑かった。
空は満天の星
流れ星も…
夜露もあまりなくて片づけには助かった。
6時前に出発。今日は延々と1500m降りる。
水が1ℓしかないから、沢まで木の実のパワーを頂こう…
出発してすぐ、ライチョウ発見。
そういえば、1日目テントの中ですぐよこで鳴き声を聞いた!(カエル?にしては移動が速い!と思った)

一所懸命朝ごはん中
この谷は雷鳥のフンがいっぱい。

雪渓があるからライチョウもいるのかな
デイジーが手を洗おうとしてるけど、あまりきれいではない

雪渓が残るくらいなので、夏の花がある


タテヤマリンドウ・うさぎぎく・リンドウ・他にもいろいろ
今朝の剣

痩せた尾根を降りる
こんなに痩せた尾根なのに、池が…

1910の岩峰を左に避けて大下りするとブナグラ峠だ。

ここからブナグラ谷を降りる。
1350辺りから沢に出逢った

もうすぐ干物になるかと思った二人だから…
苦しい位飲んで、2L汲んで…

それからはたびたび沢と出逢うのでその度に洗ったり飲んだり、道草だらけ

最後の沢で靴を脱いで、水に浸かった~ 極楽!

足水の沢、小ブナグラ谷

それから5分程で取水設備のある堰堤に。
残置ロープを伝って下りる。

さらにひたすら30分歩いて車に到着でした。
ひっさしぶりのテント泊縦走で、いろいろ大変だったけど、無事に帰って来れました。
反省はいっぱいあるし、毛勝山へは行けなかったけど
剣と後立山連邦を二人占めの3日間。
行けてよかった

もし行かれる方へ
※水は無いので大目に
※トイレはもちろんありません。持ち帰る工夫をして下さい。
※大猫山からブナグラ谷の周回は迷うことはあまりないかも。
しかし猫又山から毛勝山は踏み跡がないか見つけにくい。稜線は薮が濃く外れれば急です。
自己判断を迫られる場合が多々出てきます。
山頂の山名の道標以外はありません。テープは稜線近くにわずか。
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阿木川 遡行
2012-09-02
2012年9月2日(日) 参加者3名昨日一昨日と夕立があった東濃地方。
本流だから水量が心配だけど、今日はなんとなくあんまり気にしていない。なんでかな?
もう何度目になるのか、阿木川本谷の沢登り、いつもの風神神社に車を停めさせてもらい、入渓。
多治見6:30(途中道を間違えた!)=7:55風神神社8:25~13:15沢終了点1050mの橋13:45~風神神社14:30
入渓近く。今日の水量


しばらく行くと最初の堰堤。
巻いて枝沢から下降。
いつもは堰堤上に懸垂で降りるのだが、いい枝沢があってラッキー
ここは泳いで取り付く。

2つ目の堰堤は踏み跡の所を上がらず、もう少し手前の所を巻く
意外と木登りになってその上上部はざらざら最後はいばら

こんなへつりもあったり

こんな小滝を登ったり

バンビが行ったので、私もイケイケで行ったら、意外と足がすくわれそう!
大きな仕事をしたように疲れた~


今日はそんなに多くない水量、とはいえ爆流です。

日差しがそそぐと、緑と水が、こんなに綺麗です


泳がず、へつります。あとで泳げば良かったかな?と思った~

修行してます


ここは、左岸をへつって上に上がりザイルで確保してもらいました。
でも後でみんなで考えたら、右岸を渡ってこの多段の滝を上がった方が面白かったね!
ということで、今度きたらそうしよう!となりました。

水との戦いです。

後続で若者が5人みえました。
名古屋のRの方達です。
なんと!うちのメンバーが、去年9月にここで会っていました~
偶然とはいえ、阿木川というマイナーな沢で会うなんて、ねぇ

この滝は滑り台です。

バンビが行きます!
つるりと振り出しに戻りそうで、ハラハラです。
でも行っちゃいました!

ザイルを出してもらって行きます。
もう、最初っからツルツルです。
爆流に流されそうになりながら、途中で一ヶ所滝の中にステップがあって、なんとか上がれました。
とはいえ、ザイルがなかったら何回もすごろく遊びでした。

先程の滝登りが面白かったので、ついつい積極的になっちゃいます


これで最後の登りです。相変わらずの爆流。

橋の下で足元を替えて、林道をてくてく戻りました。

今日のテーマは、出来るだけ滝を巻かずに登ろうだったので、
けっこう達成できました

晴天でないとシャワーがある沢は結構寒くって、服装を考えないと…と思いました。
それにしても、楽しかった!
仲間に感謝の一日でした

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