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焼岳 中尾高原ルートから

 2016-01-17
2016年1月17日(日)    デイジー・ティンカーベル・バンビ・ダンボ・アリエル・しんちゃん

焼岳の冬季登頂を目指して出かけることになりました。
当初中の湯からアプローチの予定でしたが、車が停めれないこと等から中尾尾根から登ることになりました。
結局、中尾尾根分岐まで200mを残して時間切れとなりました。
終えてみれば、今期やっと冬山訓練ができたというインプレッションです。
1年たっていると装備の問題や、装備着用のタイミングなどいろいろ勘が鈍っていることも分かり、訓練とするならば有意義な雪中山行でした。

出発4:40=中尾キャンプ場出発8:15 ~ 白水の滝9:50 ~ 秀綱神社12:00 ~ 12:35引き返し点13:00 ~ 秀綱神社13:15 ~ 焼岳登山口(林道終点)14:45 ~ 駐車場15:15


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温泉蒸気の向こうで、錫杖、笠の山並みが朝日に輝き、神々しいこと。思わず見とれました。
この段階ではまだ雪は少ないのですが、ピンと張りつめたような冷気です。


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林道分岐を越え、登りは次第にきつくなります。雪が深くなってきますが、先行者がおり、はっきりトレースが残っています。


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秀綱神社まで来ると、踏み跡があっても足は雪にもぐり、半分ラッセルの状態で前進です。
ここでワカンを付けた仲間は先に進んでいき、ツボ足では追い付けません。
もっと早く着ければよかったと反省です。ワカンの締め付けがゆるく、さらに反省する羽目になりました。


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樹林の向こうに焼岳山頂が。もう少しで中尾尾根分岐ですが、ここで時間切れ、撤退です(後で確認したら分岐まであと200mでした)。


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集合20160117


少し後ろ髪をひかれる思いで登山口を振り返ります。
今回の雪中山行の結果、1年たつと、簡単なことでもいろいろ勘が鈍っていることを痛感です。これは私だけかもしれませんが。


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最後のひと踏ん張りを皆元気に行進です。
朝早くからお疲れ様でした。でも次はもっと早く出発することが必要かも。  
     
           文: ティンカーベル
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御池岳~藤原岳 周回

 2016-01-10
2016年1月10日(日) ティンカーベル + 会員外1名

雪が少ないことから夏時間を参考に御池岳藤原岳周遊をすることとなりました。
同行者によれば夏の行動時間が長い時にハイクしたということでしたが、この時期に再訪しようということになりました。
私は初めてですし、万一日没になった場合を考え、よくわかっている藤原岳を終点としました。

尾張旭4:40=山口簡易パーキング出発7:15 白瀬峠9:50 御池岳6合目10:30 御池岳11:30 御池岳6合目12:30 白瀬峠13:30 鉄塔巡視路合流点14:00 天狗岩14:30 藤原山荘14:50=15:15 聖宝寺16:50 駐車場17:30


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山口簡易パーキングから少し歩いて鉄塔巡視路から取りつきます。

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まずは647m地点を目指し、送電線の鉄塔をいくつか越え白瀬峠を目指します。
樹林帯の中から突然送電線のある禿山となるので、景色はすこぶる良いのですが、妙な感じです。

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白瀬峠まで来ると、やっと稜線です。さすがに雪はありますが、ところどころ地面は露出しています。
今回はアイゼンをはくことはありませんでした。ここから御池岳をピストンしたのち、天狗岩、藤原岳と廻ります。

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御池岳6合目、御池岳登山口からの合流点です。何人もの踏み跡があります。
全体として白瀬峠よりここまで下ってきたのですが、ここからは登り返し。
やっと冬らしくなってきました。

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御池岳頂上より隣の頂の方が展望に優れているとのことで、予定外で寄り道です。
さすがに暖冬でも、ここの木々はエビの尻尾でまるで桜が満開のよう。
折り返し白瀬峠に戻ります。御池岳は稜線上にないため、6合目まで下山。

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白瀬峠から藤原岳に続く稜線は風が強く、気温も0度を下回っているようで、思わず目だし帽着用。
しかし厳しい環境の中にあっても心の中は充実しています。
稜線上にある送電線鉄塔は違和感はありますが、ギョットするほどの大迫力。

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ひと山越えたところで振り返ると、来し方の御池岳と送電線鉄塔が我々を先へ後押ししてくれます。

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天狗岩分岐まで来ると、藤原岳そして駐車場まで時間も地理も完全に把握できるようになり、一安心。
山荘で遅い暖かい昼食を取り、予定通り聖宝寺道から下山です。
まだ下山が残っているのに、1月2日の時とは違って、もうほとんど歩き終えたような気分です。

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ところがどっこい、山荘周りは雪が融けてドロドログチャグチャ。9合目あたりは融けた雪が再び凍ってツルツルスッテン。
まあ8合目からの聖宝寺道は勾配が大きいのですが、軽快に飛ばしてフィナーレです。
10時間のハイクでした。 3つの滝がお見送り。
最後に聖宝寺で初詣で。とはいっても今年はここで6社寺目で、初詣でといえないかも。
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藤原岳

 2016-01-02
新春 藤原岳ハイク  2016年1月.2日(土)   ティンカーベル+ 2名

例年の慣習に従い今年も1/2に藤原岳へ。
20年以上通っていますが、これほど雪が少ないのは初めてです。
数年前にも一度少ないことがありましたが、今年ほどではありませんでした。
雪が少なく、天候が悪くなってもルートを外す心配がないので、展望丘ではなくて天狗岩としました。
むろん上天気でしたが。

尾張旭6:00=登山口駐車場出発8:30 山荘11:00 天狗岩11:40 山荘出発12:50 駐車場14:30

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天候に恵まれ、例年より登山者の車の数は多かったのですが、人は意外に気になりませんでした。

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雪が少ない年でも、8合目まで来ると雪に覆われるのですが、今年は地面が出ています。
2名は簡易アイゼンを付けましたが、アイゼンが雪に食いつかないので、私は結局最後まで装着しませんでした。

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11時前に山荘に着いたため、ちょっと休憩して、そのまま天狗岩に向かいます。
ルートを失いやすい地形ですが、今年は全く心配なし。来し方には山荘と右端に展望丘が見えます。


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天狗岩には2名の先行者がおり、帰りに2名とすれ違いましたが、やはり多くは展望丘に向かっていて、途中で展望丘方面に人影を見ることもできました。
まあ例年こちらの方面への踏み跡はほとんどありません。ここからの展望丘は見事です。

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なぜか混雑していない山荘で昼食を取り、下山開始。
最後にいつも通り登山口の神社に初詣して終了です。
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厳冬期の左門岳 ダムで散歩

 2015-01-25
2015年1月25日(日)     バンビ・デイジー・しんちゃん

左門岳好きの○○が、山スキーで行けるかなぁとつぶやくものだから、またまた左門岳好きの△△が、行ってみなきゃ!てんで、今回の山行が出来上がりました。

じつは、ワカンとかアイゼンとか持って行こうかなぁとも思ったんだけど、このところの暖かい日続きが心配で、山深く入るのもどうかなぁってこともあって持っていかなかった。
ってことは、はなから山スキーは…って思ってたの?なぁんてね。

上大須ダムのここでストップ
除雪はまだしてあったけどここに車をおいて行くことにした。
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対岸へ偵察に行ってみると、橋の終わりから除雪はしてなかったので、渡ってシール歩行で行くことに。
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ここから行きます。
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積雪はこんな感じ
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途中猿の群れが斜面を駆け上がって行った。
小さな子どももいたりして、私達が静かな山をうるさくしてごめん!って感じだった。

1時間位で対岸に渡る橋まできた。
こんなデブリが。
これまでも沢から小さなデブリがあったが、ここは道を覆うように流れている。

今日はますます暖かくなってきている。

この感じでスキーで沢を渡り山頂を目指すのはやめよっか!って、3人ともすんなり決まってしまった。
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帰りは景色を眺めつつ、のんびり(でも斜面からの雪崩が来そうで怖かった)車まで歩いた。
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登山口までも行かなかったから、左門岳の山行にはならないね。
この山は、厳冬期は遠い山だね。

静かなラッセルを希望の時は、今度はワカンとアイゼンを持って来よう。
テントも、いいかも(*_*)
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空木岳 ヨナ沢ノ頭まで

 2015-01-01
2014年12月30日(火)~2015年1月1日(木)    デイジーとしんちゃん

この年末年始は全国的に天気が悪く、いつ山に行こうか決めかねていた。
天気図とにらめっこの日々が続き、山頂アタックの日がそこそこ良さそうな日ということで、この三日間に決めた。
しかし、それでも12月31日は3000mで風速25mとなっている。そしてその夜から大寒波。
状況判断は早めに的確に、そんなことも今までの経験が役に立つのだろうか。

以前から行きたかった空木岳。
猛烈なラッセルが待っている予感。
また、山好きな者しか入らない山域か
どっぷり山に、という気持ちでここに行く。

12/30 940m駒ヶ根高原スキー場P8:10 ~ 1910m辺りテンバ14:30  終日雪 風は時々強い
12/31 テンバ7:55 ~ 2342mヨナ沢ノ頭11:20 ~ テンバ14:40   早朝晴、次第に曇りから雪 風強い
1/1   テンバ7:50 ~ スキー場P12:05  終日雪かなり降る 風は少し弱まる


12/30

スキー場の上の駐車場に停めた。同じころ女性2人パーティも。
今日は2パーティ?

登山口には2日ほど前のトレースがあって助かる。
歩きだしてほどなく、デイジーが「車をロックしてきたかわからんから見てくる」と。戻ってきてかかってなかったという。戻って良かった。
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すぐ横をゲレンデが見え隠れする樹林の中を歩く。雪は10㎝位か。
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三本木地蔵なそうな。
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林道を横切りながら登山道をあがって行くとトイレがあった。ちょっとびっくりだった。
ここに来る途中、5人のパーティとすれ違った。
2日前に入って昨日山頂に向けて行ったそうだ。
しかし小地獄辺りで引き返したそうだ。ルンゼが悪いと言っていた。
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ここから急な登りになって振り向くとトイレと東屋のあった台地が見えその向こうに町が見えた。
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歩きやすい雪道をジグザグに登って行き“野生動物観察棟”を通り過ぎ、さらに登って行くと池山山頂だった。
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池山を越えて緩やかに2P乗り越えて降りて行くと池山小屋があった。
トレースに助けられて来たが、意外だった。
池山小屋は山腹にあるので行かず尾根道で池山を越えて行くのかと思っていた。
私の持っている25000の地図には小屋は山の南にある。でもここは池山の南西にあるピークの直下ではないか。
まったく情報不足なんだろうけど、池山小屋は移動していたんだ。しかも、8年位前に来た時もここにあった。
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ここから南に向かって急な斜面を登った。
途中でワカンを付けて登った。トレースはあるものの、潜る潜る…
急登が終わった辺りで2人組の女性が整地していた。
私達はもう少し進めて風の弱そうなところを探そう。
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林の中でも時々突風が吹くが、まだ風が少し弱い。
ここからほどなくして尾根に出るのだが、猛烈な風が吹くので、少し戻ってテントを張ることにした。
新雪なのでなかなか整地できないけど、ま、こんなもんですか
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およそ40分かかって完成。もう指も顔も冷たい!
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今夜は豚シャブなんだけど持ってきた肉がこの寒さでやや凍っている。
おなかに入れて解凍(*_*)

ストーブを消すと途端に冷気が襲ってくるので、消せない。
お水を作って、豚シャブを食べて、焼酎を飲んだら、もう寝るだけ。
風はビュービューゴーゴー言ってます。
もう、明日は無理かなぁと思ってしまうくらい。

12/31

テントはしっかり縛ってあるので心配はなかった。
しかしよく吹いた。

テンションは下がっているので起きるのも遅い。
5時半に起きて雑炊を食べていたら、6時半頃近くの尾根を歩く声が聞こえた。
男性の声だったので、2人組女性の他に1パーティ入っているのかな。避難小屋から?

さて、私達も行きますか。風は強いけど今のところお陽様も出ている。
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昨日のトレースは全く消えてしまっていて、尾根に出るまではラッセルだった。
尾根に出て先行者のトレースがあったのでそれに乗っかる。
ここは“尻無”というそうだ。
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マセナギ辺りから雪庇の向こうに南駒ケ岳方面が見える。
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この辺りからワカンをアイゼンに替えた。
右の展望は樹林で隠れているけどぼんやりと檜尾岳方面。しかしガスがかかっている。
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橋を渡る。大地獄に入った。
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ここまでは鎖が出ているし慎重に行けばそれほど危険ではないようだ。

小地獄辺りの上のルンゼを登ることになるのだが、ここは注意だ。
斜度のあるルンゼを2つほど、手がかりも足掛かりも少なくて雪が不安定なため、慎重に素早く抜けなくてはいけない。
そしてその後に斜度があるルンゼをトラバースしながら最後の2m程は壁になっていた。
まだ登りだったのでなんとかクリア。
迷い尾根をやり過ごしていく夏道にはまわらず直接尾根に取りついたようだ。
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痩せ尾根を行き
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樹林の中をひたすら登ると
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パァ~と視界が広がる。
うんざりするほど遠くに空木がガスの中にあった。

まだ時間は11時半前。でも山頂は猛烈な風とガスの中。
もう少し行っても、ここで引き返しても同じ。
いや、あのルンゼを越えなくてはいけないから、余力を残して今引き返した方が賢明だろう。
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痩せ尾根を引き返し
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30mロープをダブルで使って3ピッチ。まずはルンゼを1ピッチめ
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途中の立木で切って2ピッチめ
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3ピッチ目は半マストで懸垂
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最後のチムニー状の下りはシュリンゲを立木にかけながら降りた。

そこで若者4人のパーティとすれ違った。
今日は避難小屋辺りまで行くようだ。すごい…大丈夫か…

その後は大地獄を過ぎ樹林を延々と降りた。
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マセナギから見た南駒方面。すっかりガス。
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休憩していたら、女性1人と男性2人のパーティが降りてきた。
2415辺りまで行って引き返して来たそうだ。2人の女性のパーティも同じころ引き返したそうだ。

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テントに着いたら14:40だった。
雪が降り出していてテントに飛び込んだ。

その夜は雪がテントをたたく音がしばらく続き、そのうちしなくなった。相変わらず風は唸っていた。

1/1

あけおめ!

と、いうことで、雑煮です。
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雪は相変わらず降ってます。テントにも積り、山の中も積り、トレースは全くありません。
テントは中からの蒸気と寒気でフライと本体がくっついてしまってます。

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樹林の中はラッセルがすごいので尾根に上がりました。
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途中から行きすぎたので戻って尾根を登ります(下りのテンションで登りはきつかった)
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途中から樹林の中を、結局ラッセルして降りて行くと今朝登ってきた人だろうトレースにあって小屋まで行きました。
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再び下りモードのテンションに登りで池山まで登ります。
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その後はワカンのまま、うんざりするほど下って

駐車場まで来ました。
私達の車の前に、雪だるま (*_*)

なんか、うれしい
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山頂まで行けなかった今回の山行
でも充実してました。
雪山どっぷり

ほんとに、雪の山に行けて良かった。
危険回避して途中までだったけど、いろいろな経験ができた。

その日、多くの山で多くの方が遭難に合われたことを後で知りました。
北アルプスも南アルプスも、空木と同じだったかはわかりません。
死なずに山を降りることが一番大事なことだと思います。
亡くなられた方においてはご冥福をお祈りいたします。
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霞沢岳(八右衛門沢から)

 2014-06-21
2014年6月20日(金)前夜発・21日(土)    参加者 ダンボ・ドナルド

天気:くもりのち雨

 梅雨に入ってこのところ不安定な天候。この日の天気予報も曇りのち雨でした。
天気と雪渓の状態と、アイゼンをつけずに雪渓を歩くのが初めてのダンボが行けるところまで行こうということでスタートしました。
沢渡で仮眠をとって、沢渡大橋からタクシーで八右衛門沢橋前まで移動。5:28
八右衛門沢は先行も後続のパーティーもなく、沢全体が貸切でした。
しばらく砂防堤に並行している作業道の終わりまで歩くと、枯れた沢にたどり着きました。
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5:50(霞沢岳011)

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最後の砂防堰にたどり着きました。5:56(霞沢岳014)

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ここから雪渓歩きです。ヘルメットとピッケルを出しました。6:04(霞沢岳015)

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徐々に傾斜がきつくなってきたので、ここからはピッケルとキックステップ駆使して登ります。(霞沢岳016)

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ちょっと一息6:36(霞沢岳017)

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後ろを振り向くと、帝国ホテルが見えてきました。(霞沢岳019)

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だいぶ帝国ホテルも小さくなりました。7:21(霞沢岳022)
まだ、キックステップと滑落の緊張感でこんなアングルしか写真に撮れません。


天気も一時的に晴れました。

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西穂もよく見えます。(霞沢岳021)

さらに進み、キックステップもピッケルワークにも慣れてきました。後ろを振り向くと滑落しても、止まれそうな感じですが、とにかく一歩ずつ確実に高度を稼ぎます。

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ようやく三本槍沢との分岐点につきました。8:17(霞沢岳024)

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雪渓も一時途切れ、ガレ場や草つきを登っていくと、(少し迷ってトラバースもしましたが)
9:44(霞沢岳039)

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さらに最後はk2直下の尾根の木や草付をたよりに登ると10:49(霞沢岳046)

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k2の稜線に上がりました。10:54(霞沢岳049)

あとは登山道を道なりに
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山頂に到着11:40(霞沢岳083)

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今にも天気が泣き出しそうな感じです。休憩もそこそこにして、帰路につきました。11:45(霞沢岳087)

帰りはとにかく長かった。ジャンクションピークまでが、だらだらと上り下りが繰り返しあって、
雨が途中に降りだして、風もなく、暑かったです。


下りを順調に降りて、ようやく徳本峠で人とすれ違いました。でも、そのあと明神まで誰にもすれ違うことなく
明神につきました。
 上高地も夏山まで人影も少ないようで、散策道も人もまばらでした。
バスターミナルに到着したのが 17:40 
この時期の最終バスは18:00だったので、ぎりぎりセーフ

今回は踏み跡が全くと言ってないので、いろんな意味で勉強になりました。
ドナルドさんありがとうございました。

文責:ダンボ

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猫又谷から毛勝三山縦走、毛勝谷を降りる

 2014-04-28
2014年4月26日(土)~28日(月)  参加者 デイジーとしんちゃん


数年前の9月に2回大猫山から猫又山、そして釜谷山、そして毛勝山へと、その稜線を歩いた。
9月は、それはそれは猫又山のグリーン、釜谷山の森、いい山だった。

でも、猛烈な藪こぎが、毛勝山へと繋げることができなかった。
…春、まだ雪深い時なら、あの稜線を闊歩できるよ…

その、空からのささやきに、のった。

毛勝谷から行こうか、猫又谷から行こうか…
当日の朝まで迷ったけど、標高差2000mをテント泊装備で1日で登り上げることは難しいなぁ…と思い、少しでも低い方の猫又谷から行くことに決めた。

4/26

多治見を3時に出発。片貝川のゲートに7時についた。
ゲート前にはすでに7-8台。そのうちのどれだけが周回するのだろうか…
私達の両脇の車のパーティはどちらも毛勝山西北尾根から周回するとのこと。
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東又谷と南又谷の分岐、第三発電所?のあるところに7時50分。
ここから私たちは南又谷の林道に入る。通行止めがしっかりしてあるなぁ
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イワウチワのいっぱい咲いた斜面や
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イワナシの花が咲く斜面。
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ツバメがすごくたくさん、大騒ぎだ。
カメラで撮ろうと近づくと逃げてしまうので、あの大騒ぎは撮れえれなかったです。巣作りの藁探し?
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とうとう除雪終了。
ここに自転車が4台。
トレースはその後大猫山への稜線に消えていったのだけど、今回の山行ではとうとう4人パーティには会えませんでした。
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デブリのある斜面を行くと、片貝南又発電所が見えてきた。9時15分
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川沿いにノートレース・デブリの斜面を歩きます。
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こんな土砂雪崩も…
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猫又谷が見えてきた。圧巻です。あんな斜面歩けるのかしらん…
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大きくしてみる。デブリがいっぱい…
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少しづつ、谷が近づいてきます。でも、標高はちっとも上がらない。時間は13時を回りました。
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歩きだして6時間。このままだと猫又山に着くのは夜になってしまう…
テントの張れそうな、雪崩の危険のなさそうな場所を探しながら…
で、ここ。
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1310の地点。
整地し、中のいい雪を確保し、部屋の中も整えます。
今夜の様子を考え、フライはなしです。明日の重さ軽減コース。
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テントの正面の谷。デブリがいっぱい。小石が落ちるのか、からからと音もします
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お酒と、カレーと、まったりで、もう眠くなる頃、夕日が綺麗です。
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4/27

今日はできれば毛勝山まで行きたい。
テントを回収して
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5時に出発です。
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こちらの谷は西向きなので、朝はアイゼンがよく効きます。
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稜線から陽が出てきました。7時58分
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歩いてきた谷を振り返ります。急…
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猫又谷からやや大猫山への稜線に沿って登ります。なぜか谷のデブリが嫌みたい。8時45分
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急です。ピッケルのピックを差しながら、蹴りこんで行きます。まだまだ…
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もうすぐ稜線。9時50分
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稜線に上がりました。10時8分
剱が、わーって感じで飛び込んできました!
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猫又山
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大日と奥大日
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40分も大休憩し、猫又山に向かいます。
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振り返って、乗り上げた稜線から猫又山へ
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ライチョウに会いました。残念ながら写真は撮れなかった。でもフンは残していったみたいね。
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まだ、元気です。でもすでに1時間も歩いています。東に向いて、太陽の力で雪が緩みだし、歩きにくい…
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猫又山山頂。ここだけ雪がない…12時25分
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猫又山
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釜谷山から毛勝山
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途中で3人のパーティに会いました。隣の車の方たち。
西北尾根は雪が悪くて苦労したと言ってました。

釜谷山。14時27分
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さらに3人パーティとすれ違いました。もう反対の方にとめた方たちです。やはり西北尾根は大変だったと。
この稜線ももう雪が緩み、ともするとざっくり腰まで抜けちゃいます。

地図で確認。
釜谷山から毛勝山南峰の鞍部、2300辺りの樹林があるところ、今日はここにテントを張ろう。
時間は15時。
樹林といっても4-5本。10センチ下の雪はアイスバーンになっていて聖地に時間がかかった。

富山湾が太陽で光っている。
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今日はけっこう疲れた。焼酎もあまり飲めず、ラーメンを食べたらもう眠くて…
明日はあまり天候が良くないから、早めに谷に降りたいね。

4/28

2時
テントの外は夜景だ。
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テントを回収した跡。
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後立山
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毛勝山。5時出発
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鹿島槍
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5時57分。毛勝山山頂からの剱
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山頂からの後立山
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山頂は風が強く、コルまで降りて休憩。6時5分
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コルからは日帰りの人がいたのだろうか、トレースがあった。
しっかりきってあるので急斜面がとても歩きやすかった。感謝!
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落ちるように谷。
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この谷もデブリがすごい
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延々と1500m降りて、堰堤が連続するところまできた!
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阿部木谷を片貝山荘までの間
紫菊咲きいちげ?
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ミノコバイモのような花
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林道は雪崩で寸断されているところも
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やっと片貝山荘
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谷には桜がいっぱい。春だね
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カタクリも。
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林道になってからは、フキノトウやココミを少しいただきながら、歩いた。
でも、最後の400mの高低差はやっぱり疲れた。ゲートが見えた時はほんとうれしかった。14時
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やっと、毛勝三山の稜線が歩けた。
剱と後立山の展望はやっぱり素晴らしかった。
他のパーティと逆コースだったから前半はトレースがなく、時間もかかったから大変だったけど静かな山が楽しめた。
それに、テントを張るタイミングや場所の選定が的確で、不安もなく、山を満喫できた。

なんといっても、この稜線はやっぱりいい。また、今度はどちらかの稜線を来てみたいなぁ(*_*)
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八ヶ岳・大同心稜

 2014-03-17
2014年3月14日(金)夜~17日(月)  参加者 ダンボとドナルド


3/14
23時頃ドナルド宅出発。西友で食料を買い、途中駒ヶ根と諏訪で仮眠をとり、美濃戸口駐車場には6時頃到着。

3/15
駐車場にはすでに先行の登山者の車が上部にいっぱいになっている。
今日はかなりのパーティが入山するのだろうか?
ダンボは今回が冬山登山デビューです。(このためだけではないけど、スカルパのモンブランとオーバーパンツを新たに購入)
写真の通りこの日は快晴!風もなく、登山日和でした。早くスタートしたい!気がはやります。

1-美濃戸口
美濃戸口出発6:47

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この先300メートルで車がスタックしていて、車が渋滞しています。(後でわかりました)

赤岳山荘駐車場までは自家用車で入れますが、路面が凍結していてスケートリンクになっています。
もし、車で入るなら、4WD×4チェーンでないと無理でしょう。

3-赤岳鉱泉
赤岳鉱泉に到着
土日とあって、小屋の中はものすごい人です。 10:48

小屋でカップラーメンを食べて一息ついてから、アイゼンを装着しピッケルを出してジョウゴ沢へ出発。
4-じょうご沢へ

ジョウゴ沢F1に到着 11:33
氷がない! 雪で滝が埋まっている! F1が歩いて登れてしまいます。

5-F1

続いてF2に到着! 11:41
とてもがっかり!
雪で滝が埋もれています。10mは埋まっているようです。楽しみにしていたのですが、本当に残念。

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このまま一日を終えるのもなぁ…と思って
ダブルアックスのやり方とアイゼンワークを教えていただきました。
氷がだいぶ悪くなっていて、うまく刺さりません!

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アイスクライミングの雰囲気を味わい一日終了!
今日はヤッケなしでいられるくらい快晴でした。 明日もこんな天気を期待して……

3/16
2日目ツエルトをたたんで身支度を終え出発をしたのは6:30頃
今日は大同心稜から横岳稜線…横岳…赤岳…下山です。
ドナルドにアイゼンをひっかけないようにと何度も注意されました。
大同心の稜線を見ると余計気持ちが引き締まります。
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取りつき付近 8:26
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途中休憩のときに抜かしていったパーティが見えました。
今日は南稜を登られるようです。途中まで一緒ですね。
11-他パーティ

取りつきに到着 8:54
この岩の右側をトラバースします。
岩の中に石がいくつも挟まっているような岩で、脆弱そうです。しっかり足で立って進まないと…
ちょっと写真を撮る余裕がありません。渡りきった時には安ど感で…
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ザイルを出して2ピッチ目から余裕が出てきました。 10:15
14-10時15分

後ろを振り返ると登って来たんだなあと、思わず感動!
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もうすぐ稜線 10:41に到着です。
風が強くて身体が持って行かれそうになります。
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稜線に到着 11:01
この日は前線が通過する影響で、5分刻みで風がとんでもなく強くなっていきます。
これからのコース予定を変更して、硫黄岳から下山となりました。
……が、軽量のダンボはまともにまっすぐ歩けません。

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風にあおられ、しりもち着いた時に撮りましたが、もう普通に立って前に進めません。

風は弱まるどころか強くなる一方です。
たぶん風速は40m毎秒はあるかと思います。
11:36の時点でビバーグ決断。
前夜に稜線でのビバーグの訓練の話をしていたのが現実になりました。うれしいような悲しいような…複雑…
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稜線から少し下がったところで、ビバーグポイントを作り、ビバーグ開始。
まだ昼になったばかりなのに…

ツエルトの中は風の吹き流しの中にいるようで、常に風が吹き抜けていきます。
シュラフ・シュラフカバーで保温に努めます。こんな状態ですが、案外いけます。
一晩何とか過ごせるかな。でも、この風がおさまってくれるかが心配です。
のどが渇いたかな。あれま! テルモスを外に出しっぱなしで中が凍っている。
水がない。………火も、風が強くて使えない。これはおとなしく寝るのみ。

谷間からジェット機か何かの轟音みたいな爆風の音を聞きながら、未明までうとうとしていた。……結局よく寝れなかった。

風がおさまったのは午前3時を回っていたように思います。

3/17
あくる日のビバーグポイント
ぶっつけ本番のビバーグでしたが、一晩乗り切ることができたことの達成感がありました。
今日は仕事があるのですが、休んじゃいました。

ビバーグポイントをバックに
19-ビバークPをバックに

今回は冬山デビュー・稜線でのツエルトビバーグデビュー  アイスクライミング …… 盛りだくさんの山行となりました。
1日下山が伸びましたが、無事に山行が終了したことに感謝です。ドナルドさんありがとうございました。
また、いろんなところに電話をかけて、携帯の電池が切れてしまって、かえって心配をかけてしまいました。
お詫びします。
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南木曽岳

 2014-02-23
2014年2月23日(日)   参加者 デイジーとしんちゃん

2週続けて大雪で、でもその後はさっぱり降っていないからスキーより歩きに行こうかということで、おなじみの南木曽岳に来た。
行くところに困ると南木曽岳。
登山口から山頂までの標高差が以外とあって1100mほど。
しかも途中からトレースがないことが多く、そこからは大岩があって越す為のルート選びに経験値がものをいう、意外と楽しい山だ。
テント持って行っても、カルカルでガシガシ行っても楽しい。
山の動物も多くて、知り合いは熊さんにあった。

で、今日は日帰り。
アイゼンとワカンを持って出かけた。

多治見5:40 = 登山口7:40 ~ 巨大樹の森9:45 ~ 10:45山頂まで2Kの看板10:55 ~ 大岩を越えて
13:20 ~ 13:30引き返したピーク14:00 ~ 2Kの看板14:45 ~ 巨大樹の森15:15 ~ 登山口16:45

登山口から固い雪が満載
鹿害予防のテープがやたらとたくさんある森を歩く
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第二鉄塔辺りから見える伊勢山
7-8年前にあそこを登った時は、登山道がなくて残雪期のみの山だった。三角点を見つけた時は感激だった。
今は登山道ができてるとか…
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1週間前?に歩いた人のトレースがしっかりと。
ありがたい。アイゼンもいらなくて楽ちん
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南に進路を変える。
鹿害のテープを張る作業中の若者が2人。突然目の前にいて少しびっくり。どこからきたのかしらん
ここから右は南木曽岳。左の尾根伝いにどこへいくかしら。なんとなく行きたくなるような尾根
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南木曽の方
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中央が見えてきた
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山頂まで2Kと看板。
ここまであったトレースがなくなった。
先週はここで引き返したのかな?
ひっさしぶりのワカンを付ける。
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ワカンを付けずに踏み出したらももの半分まで埋まってしまった。
ワカンを付けたらすいすいだ。

これは誰の足跡かしらん
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おそらくウサギといたちの徒競争のあとかしらん
ついついそのあとを行ってしまう。
彼らは軽いからいいなぁ~
私はまだ潜らないけどデイジーは時々わぁ!と踏みぬいている。
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けっこうな急斜面を黙々と…
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時々あっちへ引き返し、こっちへ引き返し…と飽きない。でも時間が…
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とても急な斜面。大岩が行く手をさえぎるので、左から攻める。
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もう引き返しの時間だ。
大岩を越えたその上の空き地
その向こうは倒木地帯だ。
少し戻って左に上がるといいかな?と思ったが、デイジーがもう時間だから引き返すよ。と無情な発言。
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少し戻ったピークでコーヒータイム。
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御嶽
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乗鞍と北アルプス。前穂がきりっと美しい。
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中央だ
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帰りは滑るように…
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登山口に着いて終了。
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山頂までは行けなかったけど、雪と遊んだいい一日だった。
トレースがなくなってからはやっぱり歩みが遅くなって、それでも自分のトレースを付けていくのは面白かった。
また、行こう。今度はテント持ってかな?
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霧氷の御在所岳

 2014-02-17
2014年2月17日(月)  参加者 ドナルドとシンバ

多治見5:30=湯の山温泉7:15ー裏道ー藤内沢三ルンゼ11:40ー御在所岳13:30ー中道登山道ー湯の山温泉16:00=多治見18:15

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今日はドナルド指導のもと、御在所岳で冬山デビュー戦を飾らせて頂きました。
山へ行くのが久しぶりで、正直中盤以降バテバテでした。

最初藤内沢出会あたりでザイルワークを指導して頂きました。
初めての経験なので、ザイルの結び方が中々覚わりません。
懸垂下降もまだまだぎこちないです。

その後、藤内沢ルンゼでピッケルを使用し氷の取り付きを教わりました。ザイルワークもそうですが、体のあちこちに
へんな力が入ってしまい相当な体力消耗をしてしまいました。

ここまでで、かなり時間を費やしてしまったので、計画の武平峠以降はカットし御在所岳頂上から中道登山道で下山しました。
頂上の霧氷が素晴らしかったです。かなりハードでしたが、充実した山行でした。

                         記 シンバ
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